資産負債総合管理

ALM(Aseet Liability Management)

ALMとは、資産負債総合管理の名称で、財務運営上のリスクマネジメント手法です。調達(借り入れ)資金と債権(貸し出し資産)保有資産のバランスを主目的にした戦力といえるでしょう。

具体的には、長期資産と短期資産、固定金利と変動金利、保有外資の種類などについて、リスク回避の手段を講じることです。例えば、超低金利の状況が長期化する場合、金融情勢下ではそう遠くない時期に金利上昇局面を迎えることが予想されます。

この場合、もし仮に調達資金が短期で、貸出資金が長期であるとすれば、将来の金利上昇局面では、大幅な逆ザヤ(調達資金は金利上昇し、逆に貸し出し債権は旧契約の低利のまま)になってしまいます。

このような状況に対処するためには、以下のようなALM戦略があります。

  1. 貸出対策において短期案件のウェートを増やす
  2. 貸出案件の変動金利を増やす
  3. 調達を可能な限り長期固定金利のものにする
  4. 金利スワップを実施する

為替スワップ、通貨オプション取引を実施する場合もあります。金融機関の財務上のリスクは

  1. 金利リスク
  2. 為替リスク
  3. 価格変動リスク
  4. 流動性リスク

リスクの要素は多岐にわたりますが、これらを総合的に管理することから、ALMは資産・負債総合管理と表現されることが多いようです。

金融用語辞典

トップページへ